La'Cryma Christi

さよなら 降り出した雨が こころ濡らす
さよなら 君の想い出が 僕に蓉ける

悲しみの涙を胞に抱いた 夜露の様な人の群れが
君のナキガラを見守って 沈む

さよなら 降り出した雨が こころ濡らす
さよなら 君の想い出が 僕に蓉ける

誰でも生まれたり朽さる時は 一人きりの砂漠を歩く
ほら 風もないのに 足跡 揺れて消されてゆく

だけど 君の細い指紋のなか 世界中の貝殻
僕の声と混ざり 広い空へ浮かぶよ

もう泣かないよ 泣かないよ 僕は
Ah こわれそう こわれてく 僕が

さよなら 降り出した雨が こころ濡らす
さよなら 君の想い出が 僕に蓉ける

さよなら もう出会うことは できないけど
さよなら せめてこの詩を 君に捧ぐ

For you...